【ビブレ大願寺】マンション売却まで多事多難！1つ１つ乗り越えて契約成立！

公開日：2024/04/25

カテゴリー：売却エピソード

売却物件について

今回紹介する物件は福井市大願寺にある「ビブレ大願寺」で、全面タイル張りが印象的な分譲マンションです。

ビブレ大願寺

こちらの物件はなんといっても立地が最高なんです！
目の前にスーパーがあるため日常のお買い物は便利ですし、さらには国道8号線や高速道路のインターチェンジにアクセスが良い点も車社会の福井では喜ばれます。

売却までの多事多難なエピソード

こちらのマンションの売却が決まるまでには多事多難なエピソードがありました。
1つ1つ乗り越えて売買契約に至るまでの様子をご覧ください。

物件の売主様は80歳代の男性の方です。
実家に移り住もうと考えたものの、売却するには何から始めてよいのかも分からない状態でした。
そのタイミングで弊社のDMをご覧になりお電話をいただいたのです。

売主様

マンションの売却を検討しているのですが・・
実は何にも分からないのでいろいろ教えてくれますか？

もちろんです。
納得できるまでしっかり説明しますので安心してください。

曽根（私）

こうして売却の流れや注意点等を細かくご説明し、まずは査定をさせていただくことになりました。

後日お部屋を見せていただくと、（売主様が長年お住まいになっていたため）けっこうな経年劣化が見られました。
「リフォーム必須」で売りに出すことになりそうです。
汚い部屋

曽根（私）

この状態ですとリフォームが必要ですので・・
査定額はこのくらいになってしまいますね。

根拠を明確に説明していただいたので査定額は理解できました。
ではマンションクリエイトさんを信用して売却をお任せします。

売主様

曽根（私）

ありがとうございます。
がんばります！

通常ならここで専任媒介契約となるのですが・・ある問題が発覚したのです！

実はこのお部屋、売主様と売主様の妹さんの共有名義になっていました。
しかも妹さんは現在施設に入っており、保佐人のサポートが必要な状態です。
そのためマンション売買の際には（売主様に加えて）妹さんの意志、保佐人の判断、そして裁判所の承認が必要となります。

「保佐人」とは・・・？
中度の認知症や知的障害などで判断能力が著しく不十分な人（被保佐人）の権利や財産を守るため、不動産の購入や売却などの重要な財産行為をする際、保佐人は「それが被保佐人の利益に適うかどうか」を判断して同意を与えたり、保佐人の同意なく単独でしてしまった行為を後から取り消したりします。

そこで妹さんにお会いして（売主様と）同様の説明を行い、売却および査定金額について納得していただきました。
さらに保佐人にも同様の説明を行い、妹さんの意志を尊重すると判断していただきました。
そして最後に裁判所の承認をもらうわけですが、連絡が届くまで1ヶ月くらい要しました。

こうしてようやく専任媒介契約を結ぶことができたのです。

曽根（私）

ふぅ～、ここまで来るのに約2ヶ月・・（汗）
次は買主様を探さなきゃ！

こちらマンションは人気物件なので問い合わせはたくさんいただきましたし、弊社の会員様の中にも内見希望される方は多かったのですが・・
フルリフォームの必要がある点がネックとなり、金額的に割が合わないということでなかなか申し込みには至りませんでした。

それでも売りに出されてから2ヶ月半後、7件目の案内にしてようやく買主様を見つけることができました。
買主様は50歳代のご夫婦で、これまでもマンション暮らしをされていて「移り住むなら次もマンション」と考えていらっしゃったのです。
しかもリフォームすることを前提にしていたため部屋の状態は問題にならず、むしろ立地的なメリットを気に入っていただけました。